青梗菜と冬菇の中華炒め
本格的な中華料理店は、大人数の客を前提としている。いろいろな料理を頼んでみんなでシェアすることが当たり前だ。定番の麻婆豆腐や鶏肉とカシューナッツ炒め、エビチリなど以外の、本当に店のレベルが出る料理は、1人だと頼みにくい。そんな料理の中で私が特に好きなものに、青梗菜と冬菇の中華炒めがある。
やることは簡単だ。
まずは冬菇を水につけてもどすのだが、固いまま水で茹でると早い。
ある程度柔らかくなったら、へたの先を切り落とす。まだ熱いので火傷に注意。
冬菇を切ったら、ニンニク、料理酒、ごま油、五香粉、そしてチャンプルーの素で煮始める。「煮る」と言うのは、水も足すからだ。その間に青梗菜を洗い、ざっくり切る。
青梗菜を上から乗せて、ふたを落とす。しなってきたら完成。青梗菜と冬菇の中華炒めは片栗粉を入れてあんかけ風にしてもよいが、片栗粉を入れない方がお弁当向きだ。汁っぽくないので、お弁当箱から汁漏れしてベタベタすることもない。
写真中央は厚揚げの照り焼き。
★バリエーション★
野菜を小松菜にすると、和風になる。この場合は料理酒、少量の醤油と、かつおだしを少しで味付けをする。